仕事柄、人が変化していく姿を見ることが多い。
その姿を見守るのは結構やりがいを感じるし、仕事への充実感にも繋がっている。
私自身も「変わりたい!」と思って努力してきたこともあれば、環境が変わったことによって自然と自分が変わっていくこともあった。変化の中にいる人の気持ちは痛いほどわかる。
変化は、変わっていく自分になんとなく違和感を感じるところから始まる。いつも一緒にいた周囲と感覚や価値観が合わなくなってくるのが大多数だと思う。そのうち周囲にも違和感を感じて、一人ぽつんと孤独感を感じてしまうこともある。
変わっていく自分に周囲が慣れてくれることもあれば、周囲が離れていってしまうこともある。自分から離れることだってある。
どちらが悪いとかではない。そういうこともあるってこと。
人は変化を避けては生きられない。
少しずつ興味関心だって変わるし、好きな食べ物や味だって変わっていく。
ただ、変化を恐れるのはもったいないと思うのだ。
大事な人とすれ違ってしまったり、今まで自分に合うと思っていたものが合わなくなってきたり、意見が食い違って困ったり、変化の過程ではつらい思いをたくさんする。
でも、変わっていく自分を客観視していると、今までより楽に生きれている感覚が出てきたりする。その感覚を共有できる人と仲良くなることもある。
寂しいことばかりではないのだ。孤独はずっとは続かない。
私は人の変化を見守れる人で在りたい。「見守っているから安心して」と、伝えられる人で在りたい。
変わることを恐れず。
いつか変化の過程を大事に振り返るときが来ると信じて。
そんなことを考えた今日でした。
また、描きます。
CHIHIRO